4kアンテナ工事は資格が必要?素人でも設置できる?

2019.07.13

「節約のために自分で4kアンテナ工事がしたい」「知り合いが安くやってくれるっていうけどお願いしても大丈夫?」「資格がなくてもアンテナ工事できるの?」と考えている方。
実は、アンテナ設置の工事自体は資格がなくても可能です。しかし、場合によってはアンテナ設置以外に電気工事士の資格が必要な電気工事をしなければいけないケースもあります。
以下でしっかり確認して自分で工事するかどうかを決めてくださいね。

アンテナ工事自体は資格なしでもできる

もしかしたら「自分でアンテナを設置した」というお話を聞いたことがあるという方もいるかもしれませんね。実はアンテナを設置するのには資格はいらないのです。そのため資格を持っていない素人でも4kのアンテナを設置できるか?という質問の答えはイエスです。
しかし様々な理由から自分でアンテナを設置するのはおすすめできません。

まず、アンテナの設置は基本的にベランダや屋根の上など高所での作業になる場合がほとんどのため危険が伴います。
アンテナを設置する場所の周囲に障害物があると電波が受信しづらくなり、映りが悪くなってしまうことや最悪の場合は視聴できないこともあります。それを避けるために周りに障害物の無い屋根の上やベランダにアンテナを設置することが多いのです。
高所での作業が不安だから、屋根の上ではなくベランダに設置するという場合でも、ベランダではうまく電波が受信できずベランダよりも屋根の上の方が障害物が少ないため、結局屋根の上に設置することになったということもありますので、高所での作業が不安でしたら業者の方にお任せするのがおすすめです。

業者の方は高所での作業に慣れているため問題ありませんが、素人には危険です。転落事故で怪我をしてしまうケースも少なくありません。
また作業途中にベランダの手すりを折ってしてしまったり屋根の瓦を落としてしまったりと破損してしまう可能性もありますね。そうなると修繕費用がかかってしまうので、はじめから業者にアンテナ工事を頼んだ方が安く済んだという事態になってしまいます。

次に角度の調整が難しいです。
アンテナの向きはどこでも良いというわけではなく、住んでいる地域によって仰角と方位角が細かく決められています。例えば東京ですと仰角38.0度、方位角224.4度ですが、沖縄だと仰角53.6度、方位角215.6度と、だいぶ違います。
方位角は方位磁石やスマホに入っているコンパスのアプリで調べられますが、仰角は取付金具が水平に設置できていないと誤差が生じてしまいます。この取付金具を取り付けるのも難しく、金具によってアンテナの耐久度が変わりますし、アンテナ本体よりも金具の方が値段が高いケースもあるほど重要なのです。
仰角を調べるには仰角を中心として衛生を探す方法が一般的ですが、衛生の位置がどこなのかわからないという方にとっては難しいですよね。
アンテナ周囲の障害物と同じように、設置した仰角や方位角がずれていれば正常に電波を受信できず、放送を視聴できません。
自分でアンテナを買ってきて設置しようとしたけど上手に取り付けられず視聴できないので結局業者に依頼したという話もよくあります。
自分で設置する場合は電波チェッカーなどの機械を用いてきちんと受信できるか確認した方が良いでしょう。

これまでにアンテナを設置した経験がある方なら話は別ですが、素人がアンテナを設置するのはあまり現実的ではないということがおわかりいただけたかと思います。

電気工事士の資格が必要な場合

「アンテナの設置に資格が必要ないなら、なんの工事に資格が必要なの?」と疑問を持たれた方もいるでしょう。
新4K8K衛星放送を視聴するのに必要なのは、アンテナだけではありません。複数のテレビで視聴する場合はアンテナ以外にもブースター、壁面テレビ端子、テレビ接続ケーブル分波器、分配器、同軸ケーブルが必要です。

例えばテレビを部屋にコンセントが無い場合。もちろん電源を入れないとテレビを視聴することができないためコンセントは必須ですよね。コンセントを新たに設置する工事は電気工事のため、電気工事士の資格が必要です。コンセントを増設する工事を自分でしようと思う方は少ないと思いますが、自分でアンテナを設置したあとに実はコンセントがなくて結局電気工事士の方に電気工事をしてもらわないといけなくなったというケースもあります。

ちなみに業者のホームページをいくつか見てみるとわかると思いますが、「電気工事士資格あり」というような記載があります。
アンテナ工事では電気工事が必要になるケースが多いため、電気工事士の資格をもった従業員がいるということが良い業者選びのひとつの基準になっているのです。

自分で工事する際の注意点

上記の内容を読んでも「やっぱり自分でアンテナ設置がしたい」「少しでも節約したいので挑戦してみる」「電気工事は必要ないのでアンテナ設置をする」という方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは自分でアンテナ工事をする際の注意点を紹介します。

まずはやっぱり安全に気をつけるということです。
前述したようにアンテナ工事は高所での作業になるケースがほとんどです。プロの業者の方でさえ転落事故を起こしてしまうことがあるので、素人の方は本当に気をつけなければいけません。
高所での作業は思ったように動けないため時間がかかったりうまく金具などが設置できなかったりします。
スマホで設置方法を確認しながらの作業などは危ないので、あらかじめよくやり方を調べて何も見ずにできるくらいの自信をつけてから作業にとりかかりましょう。
屋根にアンテナを取り付ける場合は一人で作業するのが難しいですので、複数人で作業してくださいね。

次に正しい仰角、方位角で取り付けるということ。取り付ける前にお住まいの地域の仰角、方位角を調べてから作業にとりかかってください。
同じ都道府県でも微妙に方角が違うこともありますので、前述したように方位磁石やコンパスのアプリ、電波チェッカーなどの機械を使って正しく電波が受信できているか確認しながら作業してくださいね。近所の家に設置されているアンテナの方向をあらかじめチェックしておくのも良いでしょう。
方角がずれていては放送を視聴することができませんので、正しい方向で設置してください。

アンテナを購入する際、販売店の方に自分で設置することを伝えれば取付金具なども一緒におすすめしてくれるはずですし、注意事項も教えてくれるはずですので、お店の方と相談しながらお買い物してみてください。

まとめ

アンテナ工事は単純そうに見えて実は難しいものです。
危険を伴う高所での作業、仰角と方位角など細かい方角の調整、そしてアンテナだけではなく他の機器と繋げてやっと視聴することができるのです。電気工事が必要な場合はもちろん自分ですることはできません。
本来でしたら業者の方に依頼して安全にアンテナ工事をしてもらうのが一番ですが、それでも自分でアンテナ設置をしたいという方は、安全に気をつけて作業してくださいね。