4kのアンテナ工事は助成金が出る可能性あり!

2019.07.10

2018年12月1日から開始された新4k8k衛生放送。これまでのハイビジョン放送(2k放送)よりもさらに美しくなめらかな映像が楽しめます。2020年には東京オリンピックもありますし、この機会にアンテナ工事を検討しているという方も多いのではないでしょうか。
実はそのアンテナ工事で助成金がもらえるということはご存知でしたか?
少しでも安く、お得にアンテナ工事をするために、助成金について知っておきましょう。

新4K8K衛星放送って何?

これまで一般家庭で視聴しているテレビはハイビジョン放送、いわゆる2k放送でした。ちなみにこのハイビジョン放送は約200万画素です。
2018年12月から開始されたのが新4k8k衛星放送。4kはハイビジョンの4倍の約800万画素、8kは16倍の約3300万画素という画素数のきれいな映像を楽しめます。画素数が高いと画面に近づいて見たときに映像の粗さが気にならず、色彩豊かな美しい映像を視聴できます。
また、1分間に表示されるコマが現在は30コマなのに対し最大120コマと4倍になるため、動きの速いスポーツなどの映像でもなめらかに見えます。
ちなみに視聴するには既存のテレビではなく、4k対応のテレビが必要ですので、ご自宅のテレビが4kに対応しているかどうかを調べてみてくださいね。

ちなみに2019年7月現在、発表されているチャンネルはNHK BS4K、BS日テレ4K(2019年9月1日放送開始予定)、BS朝日4K、BS-TBS 4K、BSテレ東4K、BSフジ4K、WOWOW(2020年12月1日放送開始予定)、ザ・シネマ4K、ショップチャンネル4K、4K QVC、NHK BS8K、J SPORTS 1、J SPORTS 2、J SPORTS 3、J SPORTS 4、日本映画+時代劇4K、スターチャンネル、スカチャン1 4K、スカチャン2 4Kです。

あなたは当てはまる?助成金の条件とは

助成金をもらうにはもちろん条件があります。条件をよく確認しないままアンテナ工事を進めてしまい結局助成金がもらえないというパターンもありますので、まずは条件をよく確認していきましょう。

まず知っておいていただきたいのが、新4K8K衛星放送のアンテナには「右旋円偏波」と「左旋円偏波」の2種類があるということです。受信する電波はらせん状に回転しており、右回りのものと左回りのものがあるのです。

新4K8K衛星放送のチャンネルには右旋のものと左旋のものがあります。これまでのBS・110度CSアンテナは右旋円偏波ですから、全てのチャンネルを視聴することができないのです。

ちなみに右旋で放送されるチャンネルはNHK BS4K、BS日テレ4K、BS朝日4K、BS-TBS 4K、BSテレ東4K、BSフジ4Kの6チャンネル、左旋で放送されるのはWOWOW、ザ・シネマ4K、ショップチャンネル4K、4K QVC、NHK BS8K、J SPORTS 1、J SPORTS 2、J SPORTS 3、J SPORTS 4、日本映画+時代劇4K、スターチャンネル、スカチャン1 4K、スカチャン2 4Kの13チャンネルです。

全てのチャンネルを視聴するためには、右旋・左旋両方に対応したアンテナを新たに設置するか、すでに右旋のアンテナがあるという方は分波器、分配器、ブースター、壁面端子などを交換しなければいけません。

今すでに右旋のアンテナがある場合、なぜアンテナだけでなくその他の機器も交換しなければいけないの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
それは、現在使用している分波器などの機器が左旋円偏波に対応しておらず、そのまま使用すると電波が漏れてしまい無線LANなどの他の無線機器のエラーや速度減少につながる電波干渉を起こしてしまう可能性があるのです。
逆に電子レンジなどの機器から左旋円偏波の放送に支障をきたしてしまう場合もあります。
そのためアンテナだけではなくその他の機器も交換しないといけないこともあります。

新4K8K衛星放送を視聴するために必要な設備をまとめます。
まず、1台のテレビでのみ視聴する場合は、BS・110度CS右左旋対応アンテナ、CS/BSラインブースター、フラットケーブル、テレビ接続ケーブルです。テレビが1台の場合はアンテナからテレビに接続するだけですので、分波器などは必要ありません。
複数のテレビで視聴する場合はBS・110度CS右左旋対応アンテナ、ブースター、壁面テレビ端子、テレビ接続ケーブル分波器、分配器、同軸ケーブルが必要です。

では、助成金をもらうにはどのような条件があるのでしょうか。

まずは事務所や店舗ではなく一般の家庭で、国・地方公共団体の住宅でもないこと。民間のものであれば集合住宅も対象です。
そして、2017年5月11日以前から従来のBS・110度CSアンテナが設置されていることです。
残念ながら新しくアンテナを設置する方は助成金制度の対象ではありません。
つまり、すでにBS・110度CSアンテナが設置されており、さらに左旋円偏波で放送されるチャンネルを視聴するために現在設置しているアンテナをBS・110度CS右左旋対応アンテナに交換する工事が助成金制度対象となるわけです。この工事ではブースター、分配器、壁面端子などを交換します。
さらに、交換前の機器が助成金制度対象のものかを調べないといけません。対象かどうかは総務省衛星放送用受信環境整備事業中間周波数対策事業(A-PABと呼ばれています)のホームページに「助成金交付対象機器リスト」が」記載されています。しかしこれをチェックしなくても工事を依頼する業者の方が調べてくれますので、まずは調査を依頼する必要があります。

助成金申請の流れ

それではどのようにして助成金を申請すればいいのでしょうか。

まずは登録業者に見積もりと、今使用している機器が助成金制度対象のものかの調査を依頼します。登録業者の一覧はA-PABのホームページに記載されています。そこからお住まいの地域にある電器店、電気工事店、量販店を探してください。
ちなみに登録されている量販店はエディオン、上新電機、ノジマ、ヨドバシカメラの4つです。

登録業者の調査により助成金制度対象となった場合は、必要書類を受け取り、記入します。助成金の申請は登録業者がしますので、委任状と確認書を記入し、本人確認のための身分証明書コピーを登録業者に提出します。これで助成金交付申請事務、助成金受領を委任したことになります。

委任状を受け取った登録業者は代行で工事の申請をして、A-PABから工事の許可がおりると工事をすることができます。
つまり工事を開始するまでに調査依頼、書類記入をして、そして登録業者に工事申請をしてもらう必要があります。

気になる助成金の金額ですが、集合住宅の場合は基本的に3万円です。戸建ての場合はケースバイケースのようですので、見積もりを依頼しないとわかりませんね。

工事後助成金の金額が決定されます。金額は登録業者と申請者の両方に通知され、登録業者に振り込まれます。工事代金から助成金の金額を引くか、それとも後日助成金を申請者にバックするかどうかA-PABは決めていないのであらかじめ申請者と登録業者の間で決めておく必要があります。

ちなみにこの助成金制度には予算があるため、上限に達すると助成金の減額や、助成金制度自体が打ち切られる可能性もあります。

まとめ

せっかくならもらいたいアンテナ工事の助成金ですが、いろいろと条件があることをおわかりいただけたかと思います。
助成金を受け取るためには登録業者に依頼をして書類を記入しA-PABの許可が降りるのを待って…と時間も手間もかかりますが、数万円も助成金が出るならぜひこの制度を活用したいですよね。
オリンピックに向けてアンテナ工事をする方が増えると予想されていますし、検討されている方は早めに決断するのをおすすめします。