4kアンテナ工事の注意点!申し込みする前にチェック

2019.07.14

2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技会を新4K8K衛星放送のきれいな画質で視聴したいという方が増えています。
ここでは新4K8K衛星放送のチャンネルや2種類のアンテナの違いなどの基本的な知識や、工事料金の相場や良い業者の選び方、アンテナ工事で多いトラブルの事例など気をつけてほしい注意点を解説していきます。
これからアンテナ工事をしようか検討しているという方の参考になったら幸いです。

これまでのアンテナでは視聴できない?

新4K8K衛星放送を視聴したいと思っても、現在の設備では視聴できない場合があります。
まず必要なのが4k対応テレビ。これまでのハイビジョン放送(2k放送)だけに対応しているテレビでは新4K8K衛星放送は視聴できないため、4k対応テレビを買わなければいけません。

そして4k対応テレビだけでは新4K8K衛星放送は視聴できません。
Amazonプライム・ビデオやネットフリックスなどの動画配信サービスで配信されている4k画質の映画や番組はインターネットに接続されていれば視聴できますが、新4K8K衛星放送は専用のアンテナとチューナーが必要です。

「BSのアンテナならもうすでに設置されているから視聴できるのでは?」と思っている方、ちょっと待ってください。今BSのアンテナがある場合も、アンテナを新しくしないといけないかもしれません。

新4K8K衛星放送のチャンネルには2種類あります。違いは電波。チャンネルを受信する電波はらせん状に回転しており、右回りのものと左回りのものがあります。この電波を「右旋円偏波」と「左旋円偏波」と呼びます。
これまでのBS放送は右旋円偏波のみでしたから、今設置しているアンテナも右旋円偏波にしか対応していない場合が多いのです。

新4K8K衛星放送の右旋円偏波のチャンネルは視聴できますが、全部のチャンネルを視聴したいという方は右旋円偏波と左旋円偏波の両方に対応しているアンテナにしなければいけません。
さらに分波器、分配器、ブースター、壁面端子などを対応しているものに交換しなければいけない場合もあります。

左旋円偏波に対応していない一部の古い分波器、分配器などの機器の中にはケーブルの芯線などが露出している直付けと呼ばれるタイプのものがあります。
このタイプの機器をそのまま使用すると露出している芯線などの部分から電波が漏れてしまい、無線LANなどの他の無線機器のエラーや速度減少、改正につながらないなどの電波干渉につながる危険性があるのです。
また、2400MHz帯の電波を使用している電子レンジなどの機器がある場合、露出している芯線などから電波が入り込み、テレビの視聴に影響が出てしまう可能性もあります。

まとめると、これまでのアンテナで視聴できるのは一部のチャンネルのみ。全てのチャンネルを視聴するためにはアンテナだけでなく分波器、分配器、ブースターなどの周辺機器も同時に交換しなければいけないケースもあります。

地上波しか見ないという方には必要無いかも…

新4K8K衛星放送で放送されるチャンネルは現在16チャンネル発表されています。
まず右旋で放送されるチャンネルはNHK BS4K、BS日テレ4K、BS朝日4K、BS-TBS 4K、BSテレ東4K、BSフジ4Kの6チャンネル。
左旋で放送されるのはWOWOW、ザ・シネマ4K、ショップチャンネル4K、4K QVC、NHK BS8K、J SPORTS 1、J SPORTS 2、J SPORTS 3、J SPORTS 4、日本映画+時代劇4K、スターチャンネル、スカチャン1 4K、スカチャン2 4Kの13チャンネルです。

見ていただければわかるように、新4K8K衛星放送に地上波は含まれていません。今のところ地上波はこれまで通りハイビジョン放送(2k放送)を続ける予定です。
アナログ放送から地上デジタルに移行する際はテレビを買い換えるかチューナーを買わないと地上波を視聴できなかったのですが、今回はそんなことはありません。地上波にプラスして衛星放送を視聴したいという方だけがアンテナ工事をする必要があるだけです。

つまり、普段地上波しか視聴しない、衛星放送は全く見ないという方は4kアンテナ工事をする必要は無いかもしれません。せっかくアンテナ工事をしたのに全然視聴しないということになってしまってはもったいないですからね。

しかし、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技会に向けて4kアンテナ工事の需要がどんどん高まっています。
直前になってアンテナ工事を申し込んでも、混んでいて施行してもらうまでに数ヶ月待たなければいけない、なんてこともあり得るかもしれません。
もしオリンピックまでにアンテナ工事をしたいと考えている方は早めに工事を申し込むのがおすすめです。
4kアンテナ工事には国からの助成金制度もありますから、施工店の方に助成金の対象かを調べてもらってみるのも良いですね。ただし助成金には上限がありますので上限に達したら助成金は受け取れませんし、その他にも交換する機器が助成金制度の対象かなどいろいろと注意点がありますので、施工店の方に詳しく説明してもらってください。

工事の前に相場を確認

アンテナ工事でのトラブルを避けるために気をつけたい注意点のひとつが工事費用です。
相場よりも高い費用を請求されてしまう、工事費用に対して工事内容が充実していない、安かったけれど工事もずさんだった、など、トラブルに遭わないためにまずは工事費用をチェックしましょう。

4kアンテナ工事の相場は約50000円〜60000円だと言われています。
工事費用の中には施工費に加えてアンテナ本体、分波器、分配器、ブースター、ケーブル、そしてアンテナを設置するブランケットとマストと呼ばれる土台などの費用が含まれています。
業者によっては出張費、高所作業費、なかには繁忙期費などが加算される場合もありますが、はじめから工事費用に含まれている場合もあります。
これらが含まれているかいないかで10000円ほど値段が変わるので、申し込む前に工事費用の中には何の料金が含まれているのかをしっかり確認してください。
また、量販店や電器店で見積もりを出してもらっても、実際に依頼者の家に行き状態を見てプラスの料金が発生するという場合もあります。すでにあるアンテナを取り外す場合や、足場が不安定にアンテナを設置するための足場組立費などです。
出してもらった見積もりと実際の工事費用にあまり差が出ないように、あらかじめ自宅の今あるアンテナの位置などを確認しておき、業者の方に伝えましょう。

まとめ

せっかくお金を払ってアンテナ工事をしてもらうのですから、トラブルなしで気持ちよく終えたいですよね。
案外トラブルが多い4kアンテナ工事ですから、基本的な知識を覚えて、相場などの注意点をしっかり確認しておきましょう。
見積もりや出張査定の段階で少しでも「あれ?おかしいな」と思ったら業者を変えるのもアリです。工事してもらった後にテレビの映りが悪い、数年で故障したなどトラブルが起きてしまう可能性もありますので、後悔の無いように、親切な業者に工事してもらってくださいね。