地デジアンテナ工事、屋根裏設置は費用が高いって本当?

2019.06.18
最終更新日:2019.06.14

災害でアンテナが壊れたりするリスクや、景観を保つことを考えると、地デジアンテナを屋根裏に設置するのは、とても合理的な方法です。家の外観にこだわりたい場合も、配線類を目立たないように設置してもらえたら嬉しいですよね。でも、屋内に設置するとなると、屋根などに遮られて電波受信が不安定になったりしないものか?工事費用が跳ね上がってしまうのではないか?考えてしまいますよね?そんなあなたの心配を、このサイトで分析していきます。

屋根裏設置の価格相場は?

外観を損なわず、災害の影響も少ない、地デジアンテナの屋根裏設置、さらに家計にも優しければ嬉しいですよね。では早速、見ていきましょう。設置に当たり、特に問題がなければ、工事費用だけで大体、5万円以内と考えて良さそうです。その上で、アンテナ本体や取り付けに必要な部材の費用がかかってきます。屋外設置であれば、殆どの場合において、工事費用にアンテナ本体と部材の料金がセットになっているので、安価に上がるのです。大体2万円前後です。最も高額なデザインアンテナを新規設置した場合でも、大体3万円以内に収まります。初期費用において一般的に言えば、屋外設置よりも、2〜5万円ほど割高になってくると考えて良いでしょう。

そんな初期投資は多少、屋外設置よりは必要ですが、デメリットばかりではありません。自然災害の多い日本において私たちは、地震や台風、積雪による屋外アンテナへの被害を、気にしておく必要があります。特に家屋が古いなどの事情がある屋外アンテナの場合は、著しい気象の変化に当たるたびに、配線を整えたり、劣化した部分をリフォームしたりする必要が出てくることがあります。その際の出費を考えると、屋内設置は、そういった心配は少なくて済みます。長いスパンで見れば、屋外設置よりも断然、お得であると言えます。

最後に、工事費用が高くなることにどうしても納得が行かないという、そんなあなたには、DIYというやり方があることをお伝えしておきます。屋根に登っての作業時間が少ないため、屋外工事よりは危険が少なく、手が出しやすい種類の工事ではあります。ただし、自己責任。特に、高所に登ってアンテナを外す工程がある場合は、足場の確保、落下物防止のための安全場所の確保など、充分な準備をしましょう。また、必ず大人2名以上で作業をしましょう。

屋根裏設置の場合のメリット、デメリット

このように、一般的に言って、初期費用は屋外工事よりはかかって来るけれど、長いスパンでお得なのが、屋根裏設置。なぜ、そんなにお得なのでしょうか?具体的にメリットとデメリットを詳しく見ていくことで、一緒に考えて行きましょう。

1.外観を損なわないこと。
東京オリンピックを始め、グローバル化に力を入れている日本では、公共交通機関や公共マナー、バリアフリーなど、世界基準に合わせた改良政策が急ピッチで進められていますが、景観の問題も課題の一つであることは、意外と知られていません。私たちに身近なところでは、電線の地下埋設化、踏切の高架化。アンテナに関してもその影響が及んできています。特に高層マンションにおいて、アンテナを屋外に出してはいけないという決まりができたり、郊外においても自然景観のために、アンテナは屋内設置が推奨されていたりします。あなたの住んでいる地域でも今後、このように変わって行く可能性があります。屋内設置は、社会的な視点からも、お勧めできるのです。

2.天候による影響が少ないこと。
台風、積雪、地震。屋内設置であれば、アンテナの倒壊や、それによる二次被害を気にしなくて済みます。また、アンテナにかかる費用で、最も頻繁なものが、配線関係です。主に劣化による修理や交換が多いのですが、屋内設置であれば、風雨による劣化被害はダメージが圧倒的に低くなります。単純に言って、アンテナ自体や配線関係のモノの寿命が延びるのです。これは大きなメリットと言えます。

3.鳥害がないこと。
日本は世界的に見て、自然災害の多い国ではありますが、台風や積雪は季節的なものですし、大災害級の地震も、一年中起こっているというものではありません。ですから、アンテナに関する災害対策も、普段から備えをしっかりやっておく他は、ビクビクしていても仕方がありませんよね。しかし、鳥による被害。生き物のことに関しては一年中、日常的に気にかけておかなければなりません。主に、ハトやスズメ、カラスですが、これがかなり、厄介なのです。これらの鳥類は基本的に、集団生活をします。夕方、八木式アンテナに何匹もの鳥が止まって、揺れている光景は、毎日のように目にするでしょう。フンや抜けた羽毛による被害も厄介なところで、専用の鳥よけなど対策グッズも購入する必要があることもあります。

以上の例を参考にすると、屋内アンテナにかけなくて済む維持費が、どれだけ少ないかが分かります。
デメリットに関しては、家屋によっては受信電波が弱いところがある、という点です。特に、屋根裏に関しては、電波受信が難しい家屋が多いのが現状です。

地デジアンテナの屋根裏設置、将来どうなる?

特に日本の都会のように、住宅同士がひしめき合って建っているところでは、なかなか良い電波環境に恵まれません。そのため、屋内に地デジアンテナを設置したいと思って業者に依頼しても、屋根裏を通る電波が隣の家の壁などに遮られていることが分かって、結局諦め、屋上にアンテナ設置をせざるを得なかった、という残念なケースが多いのも現実です。

このような事情では、いくら屋内設置がメリットいっぱいでも、屋外設置よりも高い初期費用を払う気持ちにはなれませんよね。ですので、アンテナの屋内設置、特に屋根裏への設置が実際に一般に普及するのは、まだまだ時間がかかりそうです。

しかし今、工事業界側では、アンテナの屋根裏設置は、ホットなものなのです。その証拠に、アンテナ工事を請け負う業者の多くが自身のサイトで、地デジアンテナを屋内に、特に屋根裏に設置することを一番に勧めています。そう、一般普及率が今現在、低いにも関わらず、業界が今、最も力を入れているアンテナ工事が、屋根裏設置なのです。

ということは、パソコンや携帯電話がその業界にリードされて、今やなくてはならないツールとして私たちの側に存在するように、近い将来、当たり前のものとなっている可能性がとても高いと言えます。東京オリンピックの開催に後押しされ、おそらく、ここ1,2年のスパンで電波受信に関するツールの技術開発が、一気に進むはずです。

以上のように、今、アンテナの屋根裏設置を検討している人は、景観、長いスパンで見たときの費用、将来性という点からも、考えてみると面白いかもしれません。

まとめ

地デジアンテナの屋内設置は、家の外観に影響が出ないなど個人的なメリットを超えて、景観環境への貢献になります。若干、屋外設置よりも費用がかかりますが、災害に強く安全性が高いということは、あなた個人や家族だけではなく、周辺に住む人、つまり地域全体の安全にも貢献していることになります。今後、ますます技術開発が進むことでしょう。また、普及率が高くなればなるほど、費用も低くなるので、期待したいところですね。