地デジアンテナ工事を頼まず自分でアンテナ設置することは可能か?

2019.03.13

DIYがブームの昨今、自宅への地デジアンテナ工事も自分でできないかと考える人は多いと思います。実際にインターネットなどを見れば、自分の手でアンテナ設置する手順を解説するサイトもあり、日曜大工に慣れた人ならできると思うかもしれません。しかし地デジアンテナはただ取り付ければいいというものではなく、実際に工事を行う上で、さまざまな落とし穴があるものです。ここでは、プロの業者が家屋を傷つけない丁寧な施工で、安定した電波受信が可能、かつ堅牢なアンテナを取り付ける手順を解説し、一般の素人にも同じことができるか、その可能性を追求していきます。

自身でアンテナを設置するリスク

現在、地デジのアンテナには屋根の上に取り付ける八木アンテナと、壁面に取り付けるデザインアンテナの二種類があります。自分で地デジアンテナの取り付けを行うとしても、八木アンテナはお勧めできません。というのも八木アンテナの取り付けは、まず屋根の上での作業になりますが、屋根瓦には傾斜があり、バランスを維持して移動するだけでも素人には難しいものです。そんな上で、ポールなどを含めれば数キロの重さになる八木アンテナを取り付ける作業には大変な危険が伴います。

また屋根瓦をずらす、壊すなどして余計な修理費がかかる可能性もあります。デザインアンテナであれば、脚立を使って家の外壁に取り付けることも可能ですが、これも素人の作業であれば、外壁に無用の傷を残し、浸水やひび割れ、剥落が起きる可能性もあります。総じて素人の地デジアンテナ工事には、大変な事故や、家屋を破損させるリスクがつきまとうといえるのです。

業者がアンテナを設置する手順

プロのアンテナ工事業者が地デジアンテナの工事を行う場合、まず現地の電波状態を調査し、もっとも適した位置や角度を測定します。そして八木アンテナであれば、基本的に三人体制、最低でも二名で行い、プロの技術を持つ職人が作業を分担することで、屋根を傷つけず、バランスよく固定用ワイヤーを張り、強風や豪雨などにも強いアンテナ工事を行います。同じ作業を一人の素人が自分で行うのは、ほぼ不可能に近いといえます。

デザインアンテナの取り付けも、壁面にアンテナの装着具をネジ止めする穴を開ける際、穴にシリコン加工をして壁の浸水やひび割れを防止し、ネジを抜けにくくします。さらにネジの頭もパテなどで補強し、さび止め加工を行い、壁面やアンテナの老朽化を防止します。このようにプロのアンテナ工事は、寿命の長い堅牢なアンテナが設置される上、家屋にもダメージを与えない施工が約束されます。

アンテナ設置はプロに任せるべき

アンテナ工事に際しては、取り付け作業だけでなく、まず電波状態の調査が重要になります。素人が設置した場合は、そのときは受信できる位置でも、実際は電波状態が安定せず、取り付け後に受信不良が起こる場合もります。プロの業者は高性能の電波測定器を用い、顧客の要望を踏まえた上で、確実な電波受信が可能な位置と、もっとも適したアンテナ機種を提案します。

自分でアンテナを取り付けるために、電波測定器などの器具を用意すると、業者に頼む場合の工事費用と同額以上になる場合もあります。また自分が取り付けるのではアンテナ本体も事前に購入せねばならず、もし購入したアンテナが自宅の環境に向かないときは無駄になります。さらに自身でアンテナを取り付けた場合は、作業後のトラブルもすべて自己責任になってしまいます。

業者に依頼した場合は、数年間、中には10年間の長期保証で、トラブルに無料対応してもらえます。総じて、工事費用を抑えるために自身でアンテナを取り付けるよりは、業者に頼むほうがコストパフォーマンスははるかに高いといえます。

まとめ

地デジアンテナ工事を自分で行うことは、不可能ではありませんが、さまざまな事故やトラブルのリスクが伴うものです。目先の工事費用を安く上げたつもりが、アンテナや家屋の破損、その後のアンテナトラブルなどでかえって高くついた、というケースが非常に多くなります。

プロのアンテナ設置は、素人にはない高度な技術と器具を用いるため、工事の精度や丁寧さは比べ物になりません。さらに大半の業者はアフターフォロー体制も充実しています。アンテナ工事の知識や経験がある人でない限り、アンテナ設置は業者に任せるのが安全・安心といえるでしょう。

この記事をシェアする