アンテナ工事かケーブルテレビどちらにすべき?選び方をお教えします

2019.08.12
最終更新日:2019.08.28

テレビを視聴するには、アンテナ工事をして専用のアンテナを設置する方法もあれば、ケーブルテレビ会社と契約をして放送電波を受信する方法もあります。どちらも一長一短なので、自分のライフスタイルや趣味、好みによってどちらがお得かを決めると良いでしょう。アンテナとケーブル工事の特徴やメリット、注意点などを紹介します。自分に合う視聴方法を知り、快適なテレビライフをはじめましょう。

アンテナの種類や工事内容を知っておこう

テレビ放送の電波を受信する方法として有名なのが、アンテナを使う方法でしょう。アンテナは従来から利用されている電波受信の方法で、屋根などに設置するものやベランダに取り付けるもの、また室内に設置できるものもあります。

アンテナにはいくつか種類があり、費用や工事方法も異なるため種類やメリットを知り、自分に合うアンテナを選ぶようにしましょう。最も代表的なアンテナは八木式アンテナと呼ばれる、屋根の上などに設置され、魚の骨のような見た目をしたアンテナです。地上波の放送を受信するアンテナとしては最も古いタイプで、安価なことや受信性能が高いことなどから利用している人も多いアンテナです。

また一度取り付け、テレビの配線や設定を済ませれば、テレビの視聴にはお金がかからず、アンテナ購入費や工事費などのイニシャルコストだけで済む点もメリットです。

デメリットとしては、屋根などに取り付け工事をする上、比較的サイズも大きいため美観を重視する場合には、少々見た目が気になるかもしれません。また同じく屋根に取り付けることから、台風など風の影響を受けやすく強風などでずれてしまったり、場合によっては倒れることもあります。

アンテナは電波を遮蔽するような高い建物があったり、電波塔などから自宅の距離が離れている場合などには、受信状況が悪くなることもあるので、住んでいる地域や周辺の環境によってはアンテナが向かない場合もあります。

次に有名なアンテナとして衛星放送用電波を受信する、パラボラアンテナもあります。お皿のような形をしたもので、地球の赤道上空36000キロにある衛星からの電波を受信します。BS放送やCS放送に対応したものがあり、このアンテナ工事を行うことで、地上デジタル放送だけでなく衛星放送を受信できます。

最後にデザインアンテナを紹介します。デザインアンテナは、地上デジタル放送用のアンテナで、八木式アンテナの外観が気になる場合などに主に利用されています。同じく屋根や外壁などの住宅の外に取り付ける他、屋根裏に取り付ける場合もあります。

デザインアンテナのメリットは、やはりそのスタイリッシュな外観で、一見するとただの箱のように見えるためテレビアンテナとは気づかない場合もあります。

デザインアンテナにもデメリットがある

地上デジタル放送の電波を受信するデザインアンテナは、従来の八木式アンテナに比べると見た目がスタイリッシュになるため、新築住宅や外観を気にする家庭で好まれます。また、八木式アンテナはカラスや鳩など鳥がとまって、その重みで傾いたり糞などの被害に遭ったりすることもあります。雪の多い地域では雪の重みで倒れてしまうケースもあります。

デザインアンテナは、このような鳥や風、雪などの影響を受けにくいというメリットがある一方で、デメリットもあります。最も大きなデメリットとなるのは価格です。八木式アンテナが数千円から購入できるのに対し、デザインアンテナ取り付け工事費を含めると3万円後半から5万円前後までかかるものもあります。

またデザインアンテナは外壁やベランダに取り付けるのが一般的ですが、屋上と比べると高さが確保できないため、受信感度が低くなる点もデメリットです。

ケーブルテレビの仕組みについて

テレビを視聴するのにアンテナではなく、ケーブルテレビに加入して視聴する方法もあります。通常、アンテナでテレビを見る場合は、各家庭にアンテナを取り付けることで、地上デジタル放送は地上の電波塔などから、またBS、CS放送は衛星からの電波を受信します。

アンテナを各家庭に取り付けることで、それぞれが個別に電波を受信するアンテナでの視聴に対して、ケーブルテレビはこれらの電波を大型アンテナのある受信設備で一旦受信し、そこから各家庭へケーブルを使って各家庭に送信します。アンテナでの受信とは違い、光ファイバーケーブルや同軸ケーブルを用いた有線での電波受信方法です。

家庭のテレビに専用のデジタルチューナーを接続すれば、別途アンテナ工事をすることなく衛星放送も視聴できます。またケーブルテレビ会社は、電波送信用に敷設しているケーブルを利用して、インターネットサービスや電話サービスも行っています。

ケーブルテレビのメリットとデメリット

ケーブルテレビの魅力は、アンテナでの受信と異なり、周辺の環境や建物などの遮蔽物の影響を受けることなく、電波を安定的に受信できる点でしょう。またケーブルでの電波受信なので、雨や風などの天候の影響を受けにくいのもメリットです。電波塔から遠く離れた地域や山間部、周辺に高い建物などがある場合には、ケーブルテレビのメリットが最大限に活かされます。

またケーブルテレビを契約すると、地上デジタル放送の他、BS放送やCS放送、ローカルチャンネルなども視聴できるようになります。BSやCS放送では、映画やスポーツ、アニメなど専門チャンネルも豊富なので、子どもから年配の方まで家族全員が楽しめるでしょう。

地方でも都心と同じ放送内容を受信できるのもメリットで、アンテナをいくつも取り付けることなく多くのチャンネルが見られるので、景観を損ねることもありません。

ケーブルテレビ会社では、受信できるチャンネル数を、契約タイプごとに分けていることも多く、決まったチャンネルや最低限のチャンネル数で良いなら最もリーズナブルな契約を、プロ野球など全試合の中継を見られるチャンネルやアダルトチャンネルなども含め、様々なジャンルのチャンネルを視聴したいなら、豊富なラインナップの揃った契約にするなど、好みに合わせて契約ができます。

さらに映像サービスだけでなく、インターネット契約や電話の契約も併せてできる場合がほとんどで、テレビと一緒に契約することで割安になります。

一方でデメリットもあります。アンテナでテレビを見る場合は、アンテナ購入費と取り付け工事代のイニシャルコストは必要ですが、NHK以外の民放なら視聴料を支払うことなく見られます。ケーブルテレビは、一度加入し契約している間は利用料を支払う必要があります。テレビをあまり見ない人、地上デジタル放送が見られれば良いという人にとっては、少々無意味な費用と思えるかもしれません。

利用したいサービスやライフスタイルで決めよう

アンテナにもケーブルテレビにはそれぞれに特徴やメリットがあります。ある人にとってのデメリットが、自分には大きな魅力の場合もありますので、自分のライフスタイルや利用したいサービスの内容をよく検討して決めると良いでしょう。

以前から利用しているインターネットプロバイダを変えたくないならアンテナを、知識やこだわりがなくまとめて済ませたいならケーブルテレビに加入するのもおすすめです。

普段から地上デジタ放送を中心に視聴するなど、衛星放送の必要がない場合は、コスパを考えるとアンテナの方がリーズナブルですが、安定的な電波受信が可能かどうかなど、総合的に判断することが大切です。

まとめ

アンテナ工事を依頼するかケーブルテレビに加入するか迷っている場合は、それぞれの特徴とメリット、デメリットを知ることが大切です。

コスパを重視するなら、一見アンテナ設置の方がリーズナブルですが、BSやCS放送も見たい場合や、インターネット、電話などの契約をそれぞれの会社で個別にする場合を考えると、ケーブルテレビに加入する方がランニングコストを抑えられるかもしれません。

まずはそれぞれのメリットやデメリットを、自宅の環境やライフスタイル、家族構成などと照らし合わせて決めると良いでしょう。